司法書士と弁護士と債務整理

過払い請求を弁護士に頼む人は多いです。手続きが自分でやるのは大変ですし、失敗したらわずかなお金しか戻ってこなくて後悔することになります。

しかし、弁護士への報酬が高すぎて損をしたと感じるケースもあります。 弁護士への報酬について見ていくと、何故そんなケースがあるのかわかります。 弁護士への報酬はいくつかに分かれます。収入印紙や郵送代金などの実費をとるところもありますが金額が少ない為、これは割愛します。

まずは着手金です。対応する金融会社1社あたり数万円とられます。ただ、着手金が払えない程困っている消費者も多いので、あえて着手金をとらず、成功後にまとめて請求する弁護士も増えています。 重要なのは成功報酬です。

過払い金を取り戻すことに成功したら取り戻した金額の数割を報酬として支払います。相場は大体１５％〜２１％といった所です。

これは実際に取り戻した金額に対する割合なので、過払い請求後に赤字になるケースは稀です。

ただし、赤字になったと錯覚するケースがあります。 例えば、今未返済で残っている元金が200万円だったとします。請求で戻った過払い金が250万円だったとします。

完済しても50万円残ります。さらに成功報酬の２０％を支払います。これは50万円の２０％ではなく、250万円の２０％で50万円が報酬として差し引かれます。

経費、着手金を差し引くと赤字になったと感じます。